JR東日本横浜支社では,現在,試行的に設置されている横浜線下りホーム(4番線)のスマートホームドア®について,これまでの知見をもとに機能向上を図った新しいスマートホームドア®への取り替えを進めると発表した.あわせて,上りホーム(1番線)への新設を行ない,さらなる安全性の向上を図る.
新たに設置されるスマートホームドア®は,定位置停止装置(TASC)の機能を活用することで,開口部が2800mmから2000mmとなる.また,構造の見直しにより確実な稼働,安定性が向上する.
列車端部においては,バーの収納部を小形化し,電車のドアとホームドアの収納部が一部重なっていた箇所が解消される.これにより,改良前のホームドアで課題となっていた列車端部のセットバック(ホーム内方への張り出し部分)も解消され,ホーム上の利用客の移動スペースが広がる.さらに,JR東日本が導入予定のほかのスマートホームドア®と同じ規格となるため,汎用性が高まりメンテナンスや部品交換などがスムーズになることで,故障の際の復旧が早まるとしている.
今後は2020(令和2)年1月に,現在設置されている下りホーム(4番線)のスマートホームドア®を一旦撤去し,2021(令和3)年春ごろに再設置(新設)される予定.なお,詳しい設置日については,決まり次第発表される.
※「スマートホームドア®」は,JR東日本メカトロニクスの登録商標です.
写真はいずれもJR東日本横浜支社のニュースリリースから