JR東日本は,山手線・京浜東北線の新駅として建設が進められている高輪ゲートウェイ駅を,2019(令和元)年11月16日(土)に報道陣に公開した.
「高輪ゲートウェイ」駅は,2020(令和2)年春に開業する予定で,山手線に新駅が設置されるのは,1971(昭和46)年に開設された西日暮里以来となる.プラットホームは山手線・京浜東北線が各1面の島式ホームが2つ配置され,西側の山手線内回りが1番線,山手線外回りが2番線,京浜東北線北行が3番線,東側の京浜東北線南行が4番線となる.駅ナンバリングは山手線が「JY26」,京浜東北線が「JK21」で,ナンバリング導入時に設置が決定していた当駅の番号も割り振られていた.
駅舎のデザインは,新国立競技場も手掛けた建築家隈研吾氏が担当したもので,折り紙をモチーフとした白い屋根が特徴となっている.屋根の下にはプラットホーム階までを吹抜けとした大空間が広がり,明るく開放的な印象となっている.
高輪ゲートウェイ駅付近では,再開発が進められる予定で,開業にあわせて,品川開発プロジェクト用地を活用したイベント空間が,2020(令和2)年9月初旬までの期間限定で設置される.イベント会場では,未来をイメージした駅や街を体験できる展示空間,食・音楽・アートなどをテーマにした体験,日本の食・モノ・コトを発信する店舗の展開,スポーツイベントなどが実施される.また,「高輪ゲートウェイ」駅前用地の一部については,東京都と公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2019(平成31)年4月に公表した「東京2020ライブサイト等基本計画」において,「東京2020ライブサイト」の会場となることも決定している.
写真はいずれも大沼一英撮影(取材協力:JR東日本)