JR東日本は,2019(令和元)年11月15日(金)の終電後から17日(日)の初電までの間,品川駅付近で山手線・京浜東北線の線路切換工事を実施し,そのようすを報道陣に公開した.
今回の工事は,品川駅改良と高輪ゲートウェイ駅開業に向けたもので,品川—田町間では京浜東北線北行(大宮方面)の線路が山手線の線路と立体交差する個所があることから,3本の線路を一度に切り換える大規模なものとなった.
この工事にともない,11月16日(土)には,山手線と京浜東北線で大幅な運休や始発駅・終着駅の変更が実施されている.
山手線では,初電から16時ごろまで大崎—(東京)—上野間が運休し,大崎—(新宿)—上野間で折返し運転(通常の7割程度の運転本数)となり,工事終了後の16時過ぎに運転が再開された.
京浜東北線では,品川—田町間が運休となり,大宮方面は田町と東十条で折返し運転(田町—東十条間は通常の5割程度の運転本数),大船方面は品川で折返し運転(品川—蒲田間は通常の8割程度の運転本数)となっている.
高輪ゲートウェイ駅は,2020(令和2)年春ごろの開業を予定しており,品川駅は,2022(令和4)年ごろに3・4番線ホームの拡幅が完了し,京浜東北線北行と山手線外回りが同一ホームで乗換えができるようになる.また,1番線ホームについては山手線内回り専用ホームとなる.
写真はいずれも大沼一英撮影(取材協力:JR東日本)