京三製作所は,日本大学鉄道工学リサーチ・センター,交通安全環境研究所と共同で,地方鉄道向け「レール保全状態遠隔監視システム」の実証実験を2019(令和元)年度に実施すると発表した.
遠隔監視システムは,営業列車に車体動揺を計測する装置を取り付け,振動加速度を計測することで軌道を監視するもので,毎日走行する営業列車のデータを解析し,日々の軌道情報を提供する.その結果を利用して,保守係員の日常点検業務の軽減や保守計画の策定を支援することを目指す.本実証実験の結果は,日本大学鉄道工学リサーチ・センターの「IT技術を活用した地方鉄道の高度安全化」を課題とした研究に役立てられる.
スケジュールは,データ解析を2019(令和元)年11月から開始し,研究成果発表を2021(令和3)年3月末に予定している.
京三製作所,地方鉄道向け「レール保全状態遠隔監視システム」の実証実験を実施
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