本誌2017年12月号から2018年3月号に掲載された山本直弘氏著作「駅ナンバリング考」が,鉄道友の会「島秀雄記念優秀著作賞」の定期刊行物部門で,島秀雄記念優秀著作賞を受賞しました.
鉄道友の会では,初代会長・島秀雄氏の功績をたたえ,毎年,島秀雄記念優秀著作賞を選定しています.
本賞は,毎年1回,鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し,鉄道および鉄道文化の発展に寄与することを目的として,2008(平成20)年に新設された賞です.
ちなみに今回の同記事の選定理由は以下のとおりです.
「近年,外国人観光客の増加に対応するため,あちこちの駅にナンバリングが行われるようになりましたが,本作は著者が自らの目で確かめながら,会社や路線ごとの規則性を帰納法的に推察してまとめた連載です.こうした帰納法的な手法は,まさに鉄道趣味者の原点とも言えるもので,単にその規則性を推察するだけではなく,各鉄道会社や路線の事情や背景についても考察され,興味深い内容となっています.これらの知識に基づいて,外国の駅ナンバリングの情報や,独自の提案など,さらに考察を深めることに期待したいと思います.鉄道趣味者らしい視点と探求心によって生み出された著作として,島秀雄記念優秀著作賞に選定しました.」(原文どおり).
なお,このほかに,単行本部門では久保ヒデキ氏「定山渓鉄道」(北海道新聞社),風間克美氏「地方私鉄1960年代の回想」(OFFICE NATORI)が,特別部門として『「全国蒸気機関車配置表」(イカロス出版)の出版に対して』が,栄えある同賞を受賞しました.
ご案内:鉄道友の会WEBサイト