カトーは,2019(令和元)年で40周年を迎える国鉄復活蒸気の元祖「C57 1」を,35系4000番台デビュー後の形態で製品化すると発表しました.
今回の製品では,延長されたキャブ屋根や旋回窓,テンダ搭載の重油併燃装置など現役時代の特徴のほか,回転式火の粉止め付煙突,2017(平成29)年の運行以降大形化されているATS発電機と追設された非常用バッテリ,シールドビーム化された前灯などの復活形蒸機の特徴を持つ,1号機の形態が再現されます.
塗装は,D51 200と同様の落ち着いたつや消し黒色で設定.各個所のバンド,デフおよび点検窓縁やシリンダ部の縁などの金色の装飾を再現されます.また,煙室扉手スリ・デフ前握り棒・ボイラー部ハンドレール・逆止弁は銀色で表現されます.フライホイール付きコアレスモーター搭載の動力ユニットを装備し,付属の重連カプラーに交換することでD51 200との重連けん引も可能です.
ナンバープレートは選択式で,黒地と赤地が選択可能.製造銘板の「川崎車輛」と換算・検査・保安装置各表記をボディに印刷済とし,SL“やまぐち”号のけん引時には欠かせない「やまぐち」ヘッドマークのほか,“SL北びわこ号”のヘッドマーク(秋バージョン)も付属部品として設定されます.12系客車5両編成と組み合わせれば,2018(平成30)年の夏・秋に見られた“SL北びわこ”1号(米原→木ノ本)の雰囲気が再現できます.
なお,発売は2019(令和元)年12月の予定です.
※詳しくは,商品詳細ページ(カトーWEBサイト)をご覧ください.
写真は試作品です(取材協力:カトー)