JR東日本東京支社では,山手線などの駅ホーム上における案内を充実させると発表した.
これは,JR東日本グループの経営ビジョン「変革2027」において,利用客に提供する輸送サービスの質的変革を目指しており,その一環として,利用客が快適に感じられる利用環境の実現に取り組むもの.
今回,駅のホーム上における列車の到着までの時間などの案内の充実を図るため,2020(令和2)年春開業予定の高輪ゲートウェイ駅を含む,山手線全30駅のホーム上の発車標に,列車が駅に到着するまでの時間「約○分後」の表示を2019(令和元)年11月から2020(令和2)年7月までに順次実施し,列車到着までの時間をより分かりやすく案内する.なお,早朝・深夜時間帯は,従来の発車時刻「○時○分」で案内する.
また,山手線をはじめとした東京支社管内の28駅において,ホーム上の発車標を,2020(令和2)年7月までに順次LEDからLCD化(液晶ディスプレイ化)し,視認性の向上を図る.なお,上記以外の駅については,設備の取り替え時期などを考慮しながら,整備を進めるとしている.
このほか,2019(令和元)年3月から東京支社管内の一部の駅において実施してきた,ホーム上での自動音声による英語案内放送の充実については,実施範囲を山手線全駅や中央(快速)線,中央・総武(各駅停車)線などの一部の駅に拡充し,2020(令和2)年7月までに順次導入する.