JR東日本では,2019(令和元)年9月26日(木),新しい観光列車「海里(かいり)」の報道陣向けの試乗会が開催された.
「海里」は2019年10月から開催される『新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン』にあわせて,導入されるものでHB-E300系の4両編成(HB-E301-6+HB-E300-106+HB-E300-6+HB-E302-6).
列車のコンセプトは「新潟の食」・「庄内の食」と「日本海の景観」とし,その魅力を感じられるような食事が車内で提供される.外観デザインは「夕日」と「新雪」のダイナミックな融合をグラデーションで表現したものとなっている.
内装は,屋外の光を映し込ませて風景との一体感をつくることを目指し.1号車には2人掛けのリクライニングシートを中心に30席を配置.2号車は定員4名のコンパートメントシートを8区画32席日本海側に配置,座席を引き延ばすことでフルフラットとすることも可能となっている.
3号車は,「新潟の食」・「庄内の食」をメインに提供する売店と,「食」と「景観」の旅を演出するイベントスペースを設けた車両.4号車はダイニング車両で,2人掛けと4人掛けの座席を24席配置する.うち2人掛けの4席は日本海側の窓と平行に設置される.
“海里”は10月5日(土)から新潟—酒田間で営業運転を開始する予定.
写真はいずれも池口英司撮影(取材協力:JR東日本)