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JR東海・JR東日本・JR西日本,各社のICカード定期券サービスを拡大へ

JR東海 N700系1000番台「N700A」

写真:JR東海N700系1000番台「N700A」 編集部撮影 JR東海・浜松工場にて 2012-8-21 (取材協力:JR東海)

JR東海・JR東日本・JR西日本は,3社で協力して在来線と新幹線のIC定期券サービスの拡大を図ると発表した.

JR東海・JR東日本・JR西日本,各社のICカード定期券サービスを拡大へ

 在来線では,各社のICサービスエリア(SuicaエリアとTOICAエリア,TOICAエリアとICOCAエリア)にまたがる在来線定期券を各社のICカードで発売する.これにより,同エリアを相互利用する乗客については,自動改札機にタッチするだけで改札を通過でき,紛失時の再発行も可能になる.ただし,各社のICサービスエリアをまたがり,かつ定期券区間外を乗車する場合や,交通系ICカードのチャージ額を利用し,各社のICサービスエリアをまたがって乗車する場合は,これまでと同様に,自動改札機を利用できない.
 また,TOICAのサービスエリアを熱海,国府津,米原の各駅まで拡大する.これにより,熱海・国府津・米原からTOICAエリア内の各駅を乗車する場合においても,自動改札機を利用が可能となる.

JR東海・JR東日本・JR西日本,各社のICカード定期券サービスを拡大へ

 東海道・山陽新幹線(東京—新岩国間)では,新幹線定期券「FREX」「FREXパル」について,これまでの磁気定期券に加え,Suica,TOICA,ICOCAでの発売を開始する.これにより在来線同様,同エリアを相互利用する乗客については,自動改札機にタッチするだけで改札を通過でき,紛失時の再発行も可能になる.
 また,現在の新幹線定期券と同様に,在来線と新幹線を通じた定期券や,東海道新幹線と山陽新幹線をまたがる定期券も発売する.なお新幹線IC定期券は,現在の新幹線定期券と同様に,新幹線に並行する在来線も利用できる.

JR東海・JR東日本・JR西日本,各社のICカード定期券サービスを拡大へ

 このほか,在来線IC定期券による「新幹線乗車サービス」についても,東海道・山陽新幹線(東京—新岩国間)で利用できるようになる.これは,定期券区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線IC定期券を,新幹線自動改札機にタッチするだけで,定期券区間内の新幹線(普通車自由席)に乗車できるサービスで,特急料金は,新幹線降車駅の自動改札機でチャージ額から引き落とす.
 これらのサービス開始時期については,2021(令和3)年春を予定し,サービスの開始日や詳細は,決まり次第発表される.

写真:特記以外はJR東海ニュースリリースから

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