三菱電機は,スペインの鉄道車両メーカーであるコンストルクシオネス・イ・アウク シリアル・デ・フェロカリレス(Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.,以下:CAF)社から,オランダ鉄道の車両「Sprinter New Generation」向け車両用電機品(88編成,302両分)を受注したと発表した.
三菱電機では,2014(平成26)年度にCAF社からオランダ鉄道の車両「Sprinter New Generation」向け車両用電機品404両分(3両×68編成及び4両×50編成)を受注しており,一部はすでに営業運転が開始されている.この実績に加え,小形・軽量化や回生ブレーキによる省エネ化の提案がオランダ鉄道とCAF社から評価され,今回,追加製造される車両向け電機品の受注に至った.納期は2020(令和2)年度から2022(令和4)年度を予定している.
これにより,三菱電機がオランダ鉄道の車両向けにこれまでに受注した電機品は,累計206編成,706両分となる.三菱電機では受注を契機に,欧州市場における鉄道車両用電機品事業をさらに強化するとしている.