京福電気鉄道(嵐電)では,福田美術館開館を記念して,同館の開館日である2019(令和元)年10月1日(火)から2020(令和2)年1月13日(月祝)までの期間限定で,「嵐電 MUSEUM TRAIN 『走る美術館』」を運転すると発表した.
福田美術館は,古来から芸術家たちがすぐれた作品を生みだしてきた嵐山に開館し,「100年続く美術館」をコンセプトに,俵屋宗達や尾形光琳などの琳派,狩野山雪や探 幽などの狩野派,円山応挙や長沢芦雪や伊藤若冲などの江戸絵画から竹内栖鳳,上村松園ら近代の名画まで約1500のコレクションを有する.
「嵐電 MUSEUM TRAIN 『走る美術館』」は,多くの乗客に素晴らしい美術品を身近に感じてもらえるよう,モボ621形624号の車体や車内を福田美術館の美術品の画像で装飾.名画に囲まれて走行する,「走る美術館」としての演出を施した特別車両となる.運転日・区間などは,嵐山本線・北野線の通常ダイヤ内で運転するため,点検により運転されない日があるほか,日によって変更する場合がある.