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玉造駅高架下の動輪マーク彫刻が姿を消す

玉造駅高架下の動輪マーク彫刻が姿を消す

▲2019-8-2

大阪環状線玉造駅北側すぐの黒門町架道橋の下には,動輪マークの彫刻がありました.
 架道橋は戦災を受けつつも改築されておらず,動輪マークは1932(昭和7)年の城東線(当時)高架化当初から存在していた可能性があります.

 玉造駅では『大阪環状線改造プロジェクト』によりリニューアル工事が行なわれ,駅ナカ店舗としてフードコート「たまぞうキッチン」が建設中です.黒門町架道橋(長堀通)側はその出入口となるため改装され,動輪マークは8月4日までに姿を消しました.

玉造駅高架下の動輪マーク彫刻が姿を消す

▲2019-8-25

 鉄道国有法により多くの私鉄が国有化された後の1909(明治42)年,制服の統一のために「鉄道院職員服制」が制定されました.動輪マークはその時に徽章として定められたもので,乗車券の地紋,国鉄自動車のマーク,駅のベンチ,汽車土瓶,奈良ホテルの調度品など広く使用され国鉄のシンボルとして親しまれました.
 なお,玉造駅は8月31日(金)にリニューアルオープンを迎え,当日は記念式典が開催される予定です.

写真:2枚とも玉造にて
投稿:高見 彰彦

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