
トミーテックは,「トミックスショールーム東京」を2019(令和元)年7月27日(土)にオープンします.

▲神田駅東口すぐの神田駅前交差点で撮影した写真.「トミックスショールーム東京」は右の茶色のビルの7階.左の高架は東北新幹線と上野東京ライン.
「トミックスショールーム東京」の所在地は,東京都千代田区鍛冶町2丁目7-1神田IKビル7階,JR神田駅東口改札を出て横断歩道を渡ってすぐという立地です.ビルの7階にあるため,窓からは目の前を上野東京ラインの列車が走る姿を見ることができます.
▲入り口を入って右側のショーケース.Nゲージと1/80スケール16.5mmゲージの製品が並ぶ.
コンセプトは,「見て、さわって、会話ができて、電車が見られるショールーム」で,商品の販売はなく,新製品のサンプルの展示,修理品の受付,ジオラマの展示などが行なわれます.

▲青い展示台に新製品のサンプルが展示される.右は修理品の受付などを行なうカウンター.
新製品のサンプルは,ガラスケースではなく展示台の上(一部部品は透明ケースに収納)に置かれており,間近で確認することができます.試作品の展示については順次入れ替わっていく予定で,今回の取材時には,9月の発売に向けて準備が進んでいる「トワイライトエクスプレス瑞風」のほか,281系「はるか」,リニューアルされるNゲージの機関車とそのモータ,「マルチ高架橋」のサンプル,鉄道コレクション,バスコレクションなどの試作品が展示されていました.
▲「トワイライトエクスプレス瑞風」の試作品.窓から少ししか見えないインテリアも再現された,製作陣のこだわりを感じられる模型になりそうです.
なかでもNゲージ「プログレッシブ・グレード」第2弾の製品となる「トワイライトエクスプレス瑞風」は,車体はもちろん内装の様子も見ることができます.1/150スケールとは思えないほど作り込まれたディテールを,つぶさに見ていくことができます.
▲展望デッキ上にある10個のライトも点灯するようになっています(後進時).製品のポイントについてはスペシャルサイト(https://www.tomytec.co.jp/tomix/mizukaze/)でも公開されています.
大形のNゲージのレイアウトのほか,トミックスのカタログである「トミックス総合ガイド」2015-2016年版表紙を飾った青函トンネルふうレイアウトと,2016-2017年版表紙を飾った奥羽本線ふうのレイアウトも展示されています.実際のカタログの表紙がどのように撮られているのか,考えながら観察してみるのも楽しいでしょう.

▲奥羽本線ふうのレイアウト.実物を見ることでレイアウト製作時のヒントを得ることができるかもしれません.
ガラスケースでは40年以上の歴史の中で生み出された主な製品ほか,過去のカタログ,ロゴマークの制作過程資料などが展示されています.
10月からはワークショップが行なわれる予定となっています.ワークショップは車両組立,ジオラマ制作(初級・中級・上級)のほか,新制御システム「TNOS」(ティーノス)の講習などが計画されているとのことです.日程・予約方法・参加費用などの詳細は,「トミックスショールーム東京」のWEBサイト(https://www.tomixworld.jp)で発表される予定です.

▲ガラスケースでは,40年以上前のものも含めて歴代の製品からピックアップして展示されていました.茶色い道床の線路,緑色のパワーユニットに懐かしさを覚えるファンもいるのではないでしょうか.
「トミックスショールーム東京」は,定休日が月曜日〜水曜日です.営業時間は木曜日・金曜日が14時から19時まで,土曜・日曜が13時から18時までとなっています.セミナーなどが行なわれる場合は,一般の方が入店できない場合があり,その日程は「トミックスショールーム東京」のWEBサイト(https://www.tomixworld.jp)において告知されるとのことです.
鉄道模型店が集まることで知られる秋葉原〜末広町エリアからも近く,秋葉原での鉄道模型の購入とあわせて訪れてみてはいかがでしょうか.

窓(下半分はビル外への「鉄道模型」の文字)の向こうにE657系が.
写真はいずれも編集部撮影(取材協力:トミーテック)