JR九州では,『JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」』のメニュー監修を担当する成澤由浩シェフが,2019(令和元)年6月に開催された『G20 大阪サミット』首脳晩餐会の料理担当を務めたことを記念して,2019(令和元)年7月から8月運行分において,首脳晩餐会と同じメニューを提供すると発表した.
首脳晩餐会において各国首脳とご婦人に提供された「白桃のサバラン」は,ラム酒風味のシロップにたっぷり漬け込んだ生地に生クリームを絞り,熊本県産の白桃でドーム状に仕上げたデザートで,列車では『「G20 晩餐会の思い出」 スープスイーツ』として提供される.
また,首脳晩餐会の最後に提供された「八女抹茶の最中」は,抹茶の寒天と抹茶ソース,あずきと白玉を組み合わせた御茶菓子で,列車では「とうもろこしのタルト」と「メロンのシャルロット」とともに『「帰郷」 ミニャルディーズ』として提供される.
「或る列車」は同期間を含め6月から9月までの間,「大分コース(大分—日田間)」での運転となる.7月〜8月のメニューは,「日本の夏の贈り物」をテーマに,牛肉のステーキ丼・関アジの炙り,ラタトゥイユ添え・みつせ鶏とゴーヤと自然薯のドレッシング和えがセットになった『「灼熱の大地」 NARISAWA“bento”』や,トウモロコシを使用した『太陽のスープ』,巨峰のジュレ,ブルーベリーとカシスのソース,ヨーグルトクリームなどで構成したカクテルデザート『さざ波』など,いずれも厳選された九州各地の食材を使用したものが提供される.
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