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鈴廣かまぼこの里,箱根登山鉄道モハ107を譲り受けて9月上旬に「えれんなCAFE 107」としてオープン

鈴廣かまぼこの里,箱根登山鉄道モハ107号を譲受

神奈川県小田原市で「鈴廣かまぼこの里」を運営する鈴廣蒲鉾本店では,箱根登山鉄道からモハ1形107号を譲り受け,鈴廣かまぼこの里の新たな施設「えれんなCAFE 107」として2019(令和元)年9月上旬にオープンすると発表した.

 1919(大正8)年にチキ1形として登場したモハ1形は,大正・昭和・平成・令和と100年近く走り続けたが,つりかけ駆動方式が用いられる箱根登山鉄道最後の車両となった2両が,2019(令和元)年7月20日(土)に引退することが決定している.創業から小田原の地で販売を続けてきた鈴廣蒲鉾本店では,小田原名物のかまぼこを多くの人々に届けてくれた存在として箱根登山鉄道に敬意を表し,今回,モハ1形のうちの1両であるモハ107を譲り受けることとなった.

鈴廣かまぼこの里,箱根登山鉄道モハ107号を譲受

 そして,小田原・箱根のシンボルである箱根登山鉄道のある風景の中で,モハ107が自然や歴史に思いを馳せながら過ごせるようにという想いから,鈴廣はかまぼこの里内の「箱根ビールショップ」の隣接地に同車を設置する.これを機に「箱根ビールショップ」は新施設「えれんなCAFE 107」としてリニューアルする.
 「えれんなCAFE 107」では,箱根百年水を使った地ビール「箱根ビール」や鈴廣蒲鉾本店のかまぼこを使用したメニューを提供する.店内からは,車両を眺めることもできる.モハ107の車内では,商品を購入した利用客が飲食できるようになる.また,「モハ1形107号」にちなんだ限定商品の販売も予定している.店舗の詳細などは,2019(令和元)年8月中旬以降に発表される予定.

写真はいずれも鈴廣蒲鉾本店提供

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