鉄道ファン2024年6月号(通巻758号)
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2024年4月19日発売
定価1250円(税込)
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『Family Train Festival!in 新木場』開催

『Family Train Festival!in 新木場』開催

▲車両撮影会場で展示された6000系と7000系.6002号車の貫通扉には千代田線のラストランの際に取り付けられた営団の「S」マークがあった.

東京地下鉄(東京メトロ)は,2019(令和元)年7月7日(日),『Family Train Festival!in 新木場』を新木場車両基地で開催した.

『Family Train Festival!in 新木場』開催

▲6102号車はメトロマークを掲出

 このイベントは,小学生を対象とした家族連れを対象としたもので,事前募集では約33000人の応募があり,その中から抽選で選ばれた3000名が参加した.新木場車両基地での開催は,2015(平成27)年7月19日(日)の『メトロわくわくキッズまつりin新木場』以来4年ぶりで,3回目となる.

『Family Train Festival!in 新木場』開催

▲6102号車(左)と6002号車(右)のヘッドマーク.イラストはそれぞれの車両を描いたもので,貫通扉のマークの違いも再現されていた.

 車両撮影会場では,千代田線から引退した6000系6102編成と,有楽町線・副都心線で活躍する7000系7101編成が並べて展示された.6000系には,「ありがとう平成」のオリジナルヘッドマークが取り付けられた.このマークは,7月8日(月)10時からWEB限定で3100セットが発売される『「平成引退車両」東京メトロオリジナル24時間券』に含まれる6000系の券面写真(6102号車)に使用されているもの.

『Family Train Festival!in 新木場』開催

▲洗浄機を通過する10000系

 事前応募が必要なイベントとして,保守用車両乗車体験,車掌体験,運転台見学,車両洗浄体験が行なわれた.保守用車両は軌道モータカーが使用され,残りのイベントには10000系が使用されている.車掌体験は訓練センターの模擬駅「センター東」に停車中の第5編成が,運転台見学は1番線に停車中の第10編成の先頭車10010号車が使用された.この第10編成は車内が開放され休憩スペースとして使用されたほか,反対側の10110号車は『こども制服撮影会』に使用されていた.車両洗浄体験は,12番線に停車している第15編成に乗車し,洗浄機がある44番線まで引き上げ,折り返して洗浄機を通過して12番線に戻る工程で行なわれた.

『Family Train Festival!in 新木場』開催

▲10000系車内から見た様子.洗浄機が作動し,これから5km/h以下の速度で通過していく.

 このほか,シミュレータ体験,グッズ販売,東京メトロのキャラクター「駅乃みちか」・「メトポンファミリー」のイベント,バス・警察・消防・地元自治体のブースなどもあり,あいにくの天候ではあったが,ふだんは見ることができない車両基地を見て回る子どもと家族連れでにぎわったイベントとなった.

写真はいずれも百々貴俊撮影(取材協力:東京メトロ)

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