JR東日本新潟支社は,新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車として導入されるディーゼルハイブリッド車両HB-E300系「海里」について,2019(令和元)年10月5日(土)から営業運転を開始すると発表した.
2019(令和元)年12月までは,金曜と土日祝日を中心に,新潟10:12ごろ発→酒田13:19ごろ着/酒田15:02ごろ発→新潟18:31ごろ着のダイヤで1日1往復運転する.途中,桑川—越後寒川間では日本海の景観をゆっくり楽しめるよう,速度を落として運転する.各号車の乗車券については,乗車券に食事などがセットとなった「旅行商品」で乗車できる4号車と,乗車券のみで乗車できる1・2号車に分けて発売される.
ダイニング車両となる4号車では,旅行商品限定の車内サービスを実施する.下り列車の新潟→酒田間では,新潟古町花街にある3つの料亭「行形亭」「鍋茶屋」「一〆(いちしめ)」が調理した四季折々の日本料理を提供する.上り列車の酒田→新潟間では,「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ奥田政行氏が監修した四季折々のメニューを提供する.
車内販売設備をもつ3号車では,飲食など新潟・庄内の美食旅(ガストロミー)を感じられる魅力ある商品や「海里」限定のオリジナル商品の販売も予定している.
乗務員(車掌・運転士),車内アテンダント,アンバサダー(観光案内を中心に,列車内外などを案内するスタッフ)については,オリジナルユニフォームとピンバッジを着用して接客を行なう.