阪堺電気軌道は,2019(令和元)年7月20日(土)に,ダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正は,現在堺市の支援で実施している均一運賃や,高齢者割引などの効果で天王寺駅前—浜寺駅前間の利用客が増加傾向にあることに対応するもので,平日朝ラッシュ時間帯(7時〜9時)に,浜寺駅前発天王寺駅前行きを1本増発し,1時間あたりの本数を現在の12本から13本に増やす.
また,平日夕時間帯(17時〜20時)の天王寺駅前発我孫子道行きについては,一部列車を浜寺駅前行きに運転区間を延長し,浜寺駅前行きを2本増発する.これにより1時間あたりの本数は,現在の15本から17本に増えるとともに,同時間帯の浜寺駅前行きが10分間隔での運転となる.
阪堺線 恵美須町—住吉間については,終電車を繰り上げるほか,夕時間帯の我孫子道で恵美須町方面から堺市内方面への接続時間の改善を図り,利便性の向上を図る.また,交通量調査などの結果をもとに,同区間を中心に,現在の利用状況に応じた運行本数と時刻に変更する.これにより,昼間時間帯(10時〜16時)では,現行12分〜24分間隔のところ,改正後は24分間隔での運転となる.