JR北海道では,現在建設中の北海道新幹線新函館北斗—札幌間を時速320kmで走行可能とするため,同社負担で追加工事を実施することを国土交通省に要請したと発表した.
追加で必要となる工事として,新函館北斗—札幌間約212kmのうち,トンネル区間の約170km(80%)で,約30ヵ所のトンネル坑口に設置される緩衝工を延長する.それ以外の区間約42km(20%)では,約30kmの区間で防音壁のかさ上げが必要とされるため,あわせて高架橋の強度をあげる必要がある.
費用負担については,最高時速260kmとなっている現計画の工事費との差額をJR北海道が負担し,約120億円を予定.詳細設計などは、今後の実施段階において精査し,建設主体である鉄道・運輸機構との調整を行なう.
なお時間短縮効果は5分程度となる予定.
図はJR北海道のニュースリリースから