JR西日本は,大阪環状線に導入を進めている323系について,計画されていた全編成の投入が2019(令和元)年6月8日(土)に完了すると発表した.
323系は,2016(平成28)年12月に営業運転を開始,随時追加投入されてきたが,全22編成の投入が完了することで,大阪環状線・桜島線(JRゆめ咲線)の営業列車はすべて3扉車両となり,乗車位置が統一される.これにともない,201系の営業運転は6月7日(金)に終了する.
今後,ホーム上の混雑緩和に向けた取組として,全駅のホームに降車する利用者のための「降車エリア」を整備し,乗車を待つ利用者がそこを空けて待つことで,利用者同士がスムーズに乗り降りできるようにする.また,利用の多い快速停車の駅を中心に,普通列車,関空・紀州路快速,大和路快速など列車ごとに並ぶための新タイプの足元乗車位置案内を整備する.列車ごとに並ぶことで徒列を縮小し,ホーム上の通行可能なスペースを生み出す.このほか,利用の多い駅では,混雑する時間帯でもホーム上をできるだけスムーズに移動できようように専用の通行帯を整備する.
営業列車がすべて3扉車両となり,乗車位置が統一されることからホーム柵の整備を行ない,京橋では2019(令和元)年秋ごろ,大阪では2020(令和2)年春ごろに使用を開始する.鶴橋・天王寺・新今宮については,2022(令和4)年度末までに整備もしくは整備に着手する計画.
特記以外の写真はJR西日本のニュースリリースから