東武,2019年度の設備投資計画を発表

東武鉄道70000系

写真:東武鉄道70000系  編集部撮影  南栗橋車両管区春日部支所にて  2017-4-17(取材協力:東武鉄道)

東武鉄道は,2019(令和元)年度に鉄道事業において総額397億円の設備投資を行なうと発表した.

 車両については,2020(令和2)年度に日比谷線直通列車で導入予定の有料着席サービス列車用として,ロング・クロスシート転換車両70090形を4編成(28両)導入する.2017(平成29)年度から導入されている70000系は,さらに2編成(14両)を導入する.また,日光線南栗橋以北および宇都宮線で運転される20400形については,5編成(20両)を20000系から改造する.

東武鉄道 C11 207号機

写真:C11 207  編集部撮影  東武鉄道南栗橋車両管区にて(取材協力:東武鉄道)

 SL「大樹」については,2機目のC11復元作業など,蒸気機関車2機体制に向けてさまざまな準備を進める.あわせてSLの補機となるディーゼル機関車の購入や下今市SL機関庫の拡張なども計画する.また,鬼怒川線をファミリー層に向けた「昭和レトロ感」のあるテーマパークとするため,2019(令和元)年度においては,新高徳駅のリニューアル工事を行なう.
 駅設備の改良では,伊勢崎線(東武スカイツリーライン)獨協大学前,東上線中板橋・玉淀の駅舎がリニューアルされる.また,伊勢崎線(東武スカイツリーライン)北千住,東上線和光市では,駅商業施設とわせたリニューアルを実施する.駅トイレのリニューアルについては,伊勢崎線(東武スカイツリーライン)北越谷,伊勢崎線花崎,宇都宮線南宇都宮,鬼怒川線新高徳,東上線池袋南改札・下板橋・川越・川越市・鶴ケ島・小川町で,それぞれ実施される.あわせてバリアフリー化を推進し,エレベータ・エスカレータのリニューアルが実施されるほか,エレベータ内に防犯カメラの設置する.ホームドアについて,2019(令和元)年度は,伊勢崎線(東武スカイツリーライン)押上,東上線池袋(4番線),朝霞(1・2番線),志木(3・4番線)の整備が完了する予定であるほか,2020(令和2)年度までに北千住(3階)・新越谷・北越谷・志木(1・2番線)の4駅,2021(令和3)年度以降は利用者数が特に多い区間および5万人以上の駅(29駅)で整備される予定.

東武鉄道60000系

写真:東武鉄道60000系  編集部撮影  南栗橋車両管区七光台支所にて  2013-5-10(取材協力:東武鉄道)

 野田線(東武アーバンパークライン)六実—逆井間で進められている複線化については,2019(令和元)年度の完成を目指す.複線化後は,同路線の速達性の向上を目的として,船橋—運河間の急行運転を実施する.また,伊勢崎線(東武スカイツリーライン)とうきょうスカイツリー付近,竹ノ塚付近,野田線(東武アーバンパークライン)清水公園—梅郷間で進められている立体化についても,完成に向けて工事が進められるほか,高架橋および橋りょうの耐震補強など自然災害への備えの強化,踏切の安全性向上などが予定されている.また,列車内のセキュリティ向上として,半蔵門線,日比谷線,有楽町線・副都心線直通車両などに車内防犯カメラの設置を設置する.
 旅客サービスとインバウンド対応としては,駅・WEBサイトでの運行情報の多言語化や,異常時において各駅に配信可能な一斉放送装置を新設する.また,特急券購入時の利便性向上や無料Wi-Fiサービス(TOBU FREE Wi-Fi)についても2020(令和2)年度までに半蔵門線,日比谷線,有楽町線・副都心線直通の全車両に拡大する.

2019年4月27日掲載