国土交通省は,2016(平成28)年4月の熊本地震により被災した豊肥本線の肥後大津—阿蘇間について,同区間の復旧工事完了と運転再開が,2020(令和2)年度内となる見通しであると発表した.
これは,2019(平成31)年4月10日(水)に開催された国土交通省,熊本県,JR九州の関係機関で構成される「JR豊肥本線復旧連絡協議会」において,道路,砂防などの9関連工事との円滑な連携・調整,並びに必要な支援や協力などについて協議を実施.これらを踏まえて関係機関で工事工程を精査した結果,国が実施している阿蘇大橋地区の斜面崩壊部の対策を2019年度末に概成させ,当該部分を豊肥本線復旧工事用ヤードとして活用することなどにより,豊肥本線の復旧工事完了と運転再開は,2020(令和2)年度内の見通しとなった.
同省では引き続き,同線の復旧に向け,熊本県,JR九州など関係機関との連携・調整を図るとしている.
写真:JR九州キハ185系グレードアップ車 松本洋一撮影 豊肥久大鉄道事業部豊肥久大運輸センターにて 2005-6-28(取材協力:JR九州)
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