鹿児島市交通局では,スマートフォンなどで閲覧が可能なロケーションシステムの試験運用を開始したと発表した.
これは,渋滞などによる路面電車・バスの運行の遅れへの不安の解消や,インバウンドへの対応など,利用者の利便性の向上を図ることを目的としたもので,今回の試験運用において,利用場面にあわせた3つのアプリ「楽PINA(らくぴな)」「MOKUIK(もくいく)」「PINA(ぴな)」を作成した.
「楽PINA(らくぴな)」は,特定の停留所を登録し,その停留所への路面電車・バスの接近情報などを検索することができ,日ごろよく使う区間をあらかじめ登録しておくことで,アプリ起動に1タップ,区間選択に1タップすることで,簡単に接近情報を検索することが可能.「MOKUIK(もくいく)」は,路線や時刻表などを検索アプリで,電停・バス停の位置情報や運行ルートが検索できる.「PINA(ぴな)」は路面電車・バスの運行状況などが地図上で閲覧でき,車両の現在地や運行の遅れ,路線の通るルート,停留所の位置などが確認できる.また,乗車したい路面電車やバスが停留所に接近している場合,通知機能も使用できる.
各アプリは,「App Store」「Google play」から無料でダウンロードが可能で,英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語にも対応する.
写真:鹿児島市交通局7000形 編集部撮影 交通局前車庫にて 2007-3-15(取材協力:鹿児島市交通局)
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