京阪電気鉄道は,八幡市—男山山上間の0.4kmを結ぶ鋼索線(男山ケーブル)について,18年ぶりにリニューアル工事を実施すると発表した.
男山ケーブルは,1926(大正15)年6月に男山索道によって敷設され,男山鉄道に社名変更された後,1929(昭和4)年に京阪電鉄の子会社となった.戦時中の資材供出のため,1944(昭和19)年2月に営業が廃止されたが,1955(昭和30)年12月に京阪が復活させ,2001(平成13)年に大規模リニューアル工事が実施されている.
今回のリニューアルでは,制御装置や誘導無線など主要機器の更新を行なうとともに,索条(ロープ)を交換するなど,運転保安度のさらなる向上を図る.車両については,車両の標識灯および車内予備灯のLED化が実施される.
なお,リニューアル工事期間中の5月27日(月)から6月18日(火)までの23日間は運転を休止し,期間中はタクシーによる代行輸送が実施される.
写真はいずれも京阪電気鉄道提供