門司港駅が公開される

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2019年3月8日掲載
門司港駅が公開される

JR九州は,復原を終えて2019(平成31)年3月10日(日)にグランドオープンする門司港駅を報道陣に公開した.

門司港駅が公開される

 門司港駅は,1914(大正3)年に創建され,1988(昭和63)年には鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定されている.2012(平成24)年9月からは駅機能を仮駅舎に切り替えたうえで保存修理工事に着手し,創建当時に存在していた屋根飾りや,柱などの当時の塗装,天然石盤葺きの屋根など創建当時の姿を基調とした,ネオ・ルネサンス様式の姿が蘇った.門司港駅のシンボルである大時計は,古新聞の調査から1918(大正7)年に取り付けられたことが明らかとなったが,九州初の電気時計という歴史的価値を尊重し,今回新調したうえで残されることになった.

門司港駅が公開される

 駅舎1階では,中央のコンコースはそのままコンコースとして使用するが,一等・二等待合室はみどりの窓口と観光案内所,小荷物取扱室は待合室,西側倉庫は展示スペースとしてそれぞれ使用される.旧三等待合室については「スターバックス コーヒー 門司港駅店」として活用される.「スターバックス コーヒー 門司港駅店」では,「Storyteller」をコンセプトに,天井の鉄骨やテーブルの脚に役目を終えた九州の鉄道レールを再利用するほか,バーカウンターの壁面には,列車のヘッドマークを用いてスターバックス歴代のロゴマークを並べ,スターバックスのサインも蒸気機関車のナンバープレートのようなデザインとされている.

門司港駅が公開される

 駅舎の2階の貴賓室と食堂は,レストラン「みかど食堂 by NARISAWA」として活用される.このレストランの料理の監修は,東京 南青山の Restaurant"NARISAWA"オーナーシェフで,『JR KYUSHU SWEETTRAIN 「或る列車」』のスイーツコースを演出している成澤由浩氏が担当.レストランの名称には,大正時代に門司港駅2階で営業していた洋食食堂「みかど食堂」を,「NARISAWAと共に再興する」という想いが込められている.料理は九州の素材にこだわり,ハンバーグ,カレー,オムライスなど伝統的な日本の洋食メニューを現在の最高の技術を持って表現したものとなる.

 今回の門司港駅のグランドオープンにあわせて,9日(土)18時30分から前夜祭が行なわれるほか,10日(日)12時からグランドオープン記念イベントが実施されるなど,3月をグランドオープニングマンスとして各種イベントが実施される予定となっている.

写真はすべて宇都宮靖顕撮影(取材協力:JR九州)