鹿児島市交通局では,2019(平成31)年2月28日(木),営業電車としては最古参形式の500形の営業車両うち,504号車と507号車が,いずれも2系統鹿児島駅前発郡元行の便を最後に引退しました.
504号車は1956(昭和31)年1月,507号車は同年12月に竣工していて,およそ63年の活躍に終止符を打ちました.鹿児島市交では,同局の公式facebookで同2両の現役引退の告知を引退日前日の2019(平成31)年2月27日(水)に出しており,沿線にはファンをはじめ,多くの市民がカメラを向ける光景が見られました.こうした車両引退の告知が出たことも初めてのことでありました.
この2両に代わり,2019(平成31)年3月1日(金)からは7500形の7503号車,7504号車が営業運転を開始しています.また,同形式の500形501号車は,営業電車としては唯一の残存となり,引き続き,営業車両として活躍するほか,散水車兼芝刈車両のけん引車の512号車も事業用車両として,引き続き活躍する予定となっております.
写真:桜島桟橋通—水族館口間にて 2019-2-28
投稿:冨吉 郷太