札幌市交通局は,市営地下鉄駅全駅計49駅のうち,26駅に接近放送メロディを導入したと発表した.
接近放送メロディに使用されているのは『1972年札幌オリンピック』のテーマソングである「虹と雪のバラード」.札幌が「オリンピックのまち」であることを周知するとともに,オリンピック・パラリンピック招致の機運を盛り上げていくための取組の一環として,接近放送メロディとして導入された.
メロディ導入を行なう駅については,駅の構造上,技術的に実施可能かどうかなどの点を踏まえて,相対式ホームの駅を基本とした.島式ホームの場合は,一基のスピーカーで両線の案内放送を交互に行なっており,案内放送にメロディを追加することにより,同着などのタイミングにおいて反対線の放送に遅延が発生する可能性が高く,列車遅延も懸念されることからメロディの導入が困難と判断された.
南北線の真駒内については,島式ホームではあるが,札幌オリンピックのレガシーの駅であることから重点的に導入の検討を行ない,始発駅であること,次駅までの走行時間が長いことなどにより,運行に余裕があることから導入可能と判断された.
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