JR貨物では,同社のグループ会社が貨物駅構内で運営する線路と直結した倉庫を活用し,アサヒビール株式会社が製造したアルコール飲料の輸送を開始したと発表した.
輸送は週2回,隅田川貨物ターミナル発→新潟貨物ターミナル行きの既存列車を利用し,1回あたりの輸送量は,12フィートコンテナ5個(25トン)分にRTD(低アルコール飲料)・洋酒・ワインなどを輸送する.
今回の輸送開始により,長距離トラックの運行が年間約2500台相当分が削減されるほか,CO2排出量についても年間約800トンの削減(従来比約32%減)となる.また,積み込み作業効率化や,関東—新潟間往復輸送量の差により発生していた空コンテナ回送の積コンテナ化も同時に可能となった.
同社では現在,輸送量の増加も検討している.
JR貨物,貨物駅構内の倉庫を活用した飲料輸送を開始
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