オリンパスは,「マイクロフォーサーズシステム規格」のズームレンズとして,「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」を3月下旬から発売します.
2019年2月現在,ミラーレス一眼用ズームレンズとして最高倍率となる16.6倍ズームレンズで,35mm判換算で24mmから400mmという広角域から望遠域までを1本でカバーすることができます.高倍率ズームレンズでありながら質量は455g.「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II」に装着した状態で約930gという小形軽量化を実現しています.広角撮影時は,最短撮影距離約 22cm(レンズ先端から約10cm)まで主要被写体に近寄った撮影が可能で,望遠撮影時は,最大撮影倍率 0.46倍(35mm判換算)のクローズアップ撮影や,背景を大きくぼかした表現も可能です.
信頼性の高い「M.ZUIKO PRO」シリーズと同等の防塵・防滴性能となっていて,「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II」など防塵・防滴機能を持つカメラと組み合わせて使うことで,砂やホコリ,雨,水しぶきなど,厳しい環境においても撮影が可能となっています.
光学系には,スーパーEDレンズ,非球面レンズなどの特殊レンズを効果的に配置することで,ズーム全域に渡って色収差や歪曲収差などを徹底的に抑制.さらに,「ZEROコーティング」を用いることで,ゴースト,フレアの発生を大幅に低減.画角の隅々まで明るくクリアな描写を実現しました.接合レンズ1枚からなる軽量レンズを移動させてピント合わせを行うインナーフォーカスを採用したMSC(Movie and Still Compatible)機構を搭載し,高倍率ズームレンズながら圧倒的な高速・高精度のAF レンズ駆動で快適な撮影を楽しむことができます.
メーカー小売希望価格は,115000円(税別)となっています.