JR北海道では,「北海道の恵み」シリーズとして,「紫水(しすい)」号,「山明(さんめい)」号を導入すると発表した.
これはJR北海道の経営改善に向けた取組みとして,国土交通省から観光列車の充実を求められたことから,「クルーズトレイン形の列車」と「地域活性化につながる列車」の2点を柱に新たな観光列車を検討.2018(平成30)年にキハ40形4両を改造した「北海道の恵み」シリーズが好評なことから,新たに2両を改造し「地域活性化につながる列車」として導入する.
「紫水号」は,深みのある紫色のカラーリングをベースとし,海や雪の結晶,空の星をモチーフとした要素を組み合わせることで,凛としたたたずまいに華やかさを感じられるデザインとする.
「山明号」は,広大な大地をイメージした深い緑色をベースとし,山々や樹木,パッチワーク畑をモチーフとした要素を組み合わせることで,雄大さを感じられるデザインとする.
インテリアについては,これまでの「北海道の恵み」シリーズの豊かな自然とさわやかなイメージを踏襲したデザインとし,材料に木材を使用するほか,飲食などで使用できるテーブルや腰掛を設置する.なお,運転開始時期は2019年9月ごろを予定している.
写真はいずれもJR北海道のニュースリリースから