JR東日本では,鉄道分野における「鉄道用超電導フライホイール蓄電システム」の世界初の実用化をめざし,2020年から当面の間,中央本線の穴山変電所(山梨県韮崎市穴山町付近)で実証試験を実施すると発表した.
同社では,地上用蓄電技術などを活用したエネルギー効率の向上をめざしており,山梨県,公益財団法人鉄道総合技術研究所と連携し,「鉄道用超電導フライホイール蓄電システム」の技術開発を推進している.
今回は,中央本線の穴山変電所に鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの実証試験設備を設置し,電車の回生電力を有効活用することによる省エネルギー効果とシステムの安定性・メンテナンス性の検証を行なう.
写真上:JR東日本E353系 編集部撮影 豊田車両センターにて 2015-8-23(取材協力:JR東日本)
写真下:実証試験設備のイメージ(JR東日本のニュースリリースから)