つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は,平成30年11月から,八潮駅上り4番線ホームドア(計24ヵ所)にレーザ光線方式3Dセンサーを先行導入したと発表した.
同社では,2016(平成28)年12月からホームドアに設置している支障物センサーを,赤外線方式2軸センサーからレーザ光線方式3Dセンサーに交換して実証試験を実施.その結果,一定の効果が得られたため,今回の導入となった.
レーザ光線方式3Dセンサーは,レーザ光線を照射し,物体で反射したレーザ光線を受信するまでの所要時間の変化で支障物を検知する方式で,これまでの赤外線方式2軸センサーでは検知が困難であった,車両ドアに傘・鞄などの一部が挟まれる事象などを,より確実に検知することができる.
今後は,2018(平成30)年11月末に流山おおたかの森駅上り3番線ホーム,2019(平成31)年3月に南千住駅上り2番線ホームに追加設置を予定しており,このほかの整備予定駅についても順次導入する.
写真:首都圏新都市鉄道のニュースリリースから