しなの鉄道は,2018(平成30)年3月に台湾鉄路管理局と締結した「友好協定」による交流事業の一環として,同社が保有する115系電車1編成を,台湾鉄路管理局の車両「EMU100型電車」をイメージした塗色に変更し,2018年11月15日(木)から運転を開始すると発表した.
今回の塗色変更車両の運転は,2018(平成30)年5月から開始した台湾鉄路管理局との乗車券交流と,しなの鉄道線田中駅(長野県東御市)への「友好協定・田中駅 姉妹駅提携記念 駅名標」の設置に続く取組みで,これらを通じて友好関係を深め,相互送客などで連携・協力を促進することを目指す.
塗装変更されるのは115系S9編成(3両1編成)で,台湾鉄路管理局のEMU100形電車と同時期に製造された車両であることや,姉妹駅協定を締結した「田中駅」を通る列車として運転されていたことから,今回の塗色再現となった.
11月15日(木)の運転開始後は,しなの鉄道線 軽井沢駅—北しなの線 妙高高原駅間の普通列車や快速列車などとして運転する.また,2018(平成30)年12月1日(土)に,信越線軽井沢駅—上田駅間が開業130周年を迎えるのにあわせ,軽井沢駅と田中駅でイベントを開催するほか,「台鉄自強号色」を使用した臨時列車“信越線 軽井沢—田中開業130周年記念号”,“台鉄・田中駅友好記念号”として軽井沢駅—上田駅間で運転される予定.
しなの鉄道,115系1編成を「台鉄自強号」塗装に
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