JR西日本では,福知山電車区豊岡支所に所属する単線形ラッセル車のDE15 2525が,2018(平成30)年10月15日(月)の朝方から夕方にかけて豊岡から米子へ,16日(火)の朝方に米子から後藤総合車両所へ,自力走行にて回送されました.
同機のラッセルヘッドの運転席窓には「惜別 DE15 2525 2018.10.15」と書かれたステッカーが張られ,区名札入れには「惜別」と書かれた札が,機関車本体には「廃車入場」と書かれた回送票が入れられていました.
豊岡駅ではセレモニー,出発式,花束の贈呈が行なわれ,「ラッセル機関車38年間ありがとう」と書かれた横断幕が掲げられました.
また途中駅では,「38年間お疲れ様でした 豊岡列車区」と書かれたDE15 2525の写真入りの社員手作りのカードが配られたようです.
今回,DE15 2525が後藤総合車両所に入場したことにより,JR西日本の山陰地区で活躍してきたDE15形のすべて(後藤総合車両所所属機4両,福知山電車区豊岡支所所属機2両)が,現在,後藤総合車両所に入場〜留置されていることになります.
写真:下北条—由良間にて 2018-10-15
投稿:橋本 淳