東京地下鉄(東京メトロ)では,銀座線で進めている駅リニューアルのうち,青山一丁目駅・外苑前駅の2駅のデザインを発表した.
青山一丁目駅・外苑前駅は, トレンドエリアのコンセプトである「未来への出発点」をベースに, 2016(平成28)年9月から2017(平成29)年2月にかけて実施した銀座線デザインコンペ入賞作品のアイデアなどを活用しながら,各駅の個性や特徴を表現したデザインとした.
青山一丁目駅は,デザインコンセプトを「優雅な街並み」とする.かつて徳川家康の重臣,青山家の大名屋敷があった青山一丁目には,今でも青山霊園の桜並木など当時の面影が残っている.桜並木,気品ある街並みをモチーフとしたデザインを取り入れることで,優雅さが感じられる空間を演出する.
外苑前駅は,銀杏並木,多くの自然に囲まれた競技場など有名な観光スポットを有することから,「スポーツの杜」をテーマとし, 駅全体に『神宮外苑に集う人々の中に,爽やかさを感じる』デザインを取り入れる.