東京急行電鉄では,スマートフォン向けアプリ「東急線アプリ」の機能を順次リニューアルすると発表した.
今回のリニューアルでは,駅構内カメラから取得した画像を解析して活用する「駅視-vision(エキシビジョン)」を用いて,「ホーム上混雑度表示」を新たに導入する.また,田園都市線で実施中の平日全列車の車両別混雑度を,東横線・目黒線でも順次開始する.
「ホーム上混雑度表示」は,駅ホームの構内カメラから取得した画像を解析し,混雑度をヒートマップ形式でリアルタイムに表示する機能である.あわせて,そのデータを蓄積し,今後データが蓄積され次第,曜日・時間帯別のホーム上混雑度の統計データをグラフで表示する.ホームの混雑状況を「見える化」することで,利用者自身で空いている場所を選択し,よりスムーズに乗車をできるようになる.この機能は,三軒茶屋駅・自由が丘駅で試験的に運用を行なった後,他駅への導入を検討する.
また,「車両別混雑度表示」は,列車の車両ごとに,混雑度を6段階に分けて表示する機能.空いている車両を「見える化」することで,通勤時など乗車時間を変えることができない場合でも,利用者自身で空いている車両を選択できるようになる.
なお,田園都市線の5000系については,車両ごとのリアルタイムの混雑度や車内温度の情報のほか,ベビーカー・車いすスペースの位置を表示できるようにする.この機能により,利用者は乗車前に列車の情報が確認でき,比較的空いている車両やベビーカースペースのある車両など,快適な車両を選ぶことができる.
ご案内:東急線アプリのリニューアルについて(東京急行電鉄ニュースリリース,PDFファイル)