日立製作所と,日立の鉄道システム事業におけるグループ会社であるアンサルドSTS社,三菱商事の3社による企業グループは,パナマメトロ公社との間で,パナマメトロ3号線におけるモノレールシステムの納入に関して基本合意書を締結したと発表した.
この合意は,パナマメトロ3号線事業においてモノレールシステムを納入する企業グループとなることをパナマメトロ公社と合意したもので,土木を含む案件全体を取りまとめる主契約者が決まり次第,主契約者とサブコントラクター契約を締結する予定.
パナマメトロ3号線は,アルブルックとシウダ・デル・フトゥーロを結ぶ26.7kmの路線で,14駅が設置される.第2期線として,シウダ・デル・フトゥーロから先の延伸も計画されている.
日立製作所は車両(168両,28編成),アンサルドSTS社は信号・通信・変電システム,三菱商事は商務関連をそれぞれ担当する.
なお,このプロジェクトは,都市の交通機能の改善および気候変動対策への取組みに対する支援として,円借款が国際協力機構(JICA)から供与され,貸付資金は土木工事およびモノレールシステムの調達などに充当される.
写真:日立製作所のニュースリリースから