東京メトロでは,半蔵門線に発車メロディを導入すると発表した.
2018(平成30)年9月8日(土)から青山一丁目駅に,また9月13日(木)から渋谷駅を除くそのほかの駅に導入する.
メロディは,発車メロディに多くの実績を有するスイッチがすべて制作.半蔵門駅と三越前駅は,その駅や街にゆかりのある曲を採用しており,半蔵門駅押上方面ホームは人形浄瑠璃文楽から「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」を,渋谷方面行きホームには歌舞伎 黒御簾音楽(くろみすおんがく)から,「てんつつ」を採用した.これは,同駅が国立劇場最寄駅でもあるため,独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)が監修し,歌舞伎や文楽でよく知られる曲をもとに,和楽器音源とシンセサイザー音をミックスして制作した.
また,三越前駅は,銀座線三越前駅・日本橋駅,東西線日本橋駅でも使用している「お江戸日本橋」を採用.そのほかの駅についても地域の自然,歴史,街並みをイメージしたオリジナルメロディを採用した.
今後も東京メトロでは,まだ導入していない路線についても順次発車メロディの導入を進めるとしている.
写真:営団地下鉄(→東京メトロ)08系 編集部撮影 鷺沼検車区にて 2002-12-16(取材協力:帝都高速度交通営団)
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