JR東日本では,2018(平成30)年度内の開業をめざして復旧工事を進めている山田線宮古—釜石間のうち,釜石—大槌間においてDE10形の試験走行が行なわれた.
東日本大震災で被災した同区間は2018(平成30)年7月18日(水)に行なわれた大槌川橋りょうの軌道敷設工事で全区間のレールが繋がっており,8月21日(火)に行なわれた試験は土木構造物の強度などの確認のためのもの.今後は,入線区間が順次伸ばされ,9月12日(水)まで試験が続けられる.
10月以降は完成した鉄道施設の検査などを実施しながら,撤去などの残工事が進められる.2019(平成31)年1月以降には,鉄道施設の安全性などについて最終確認を行なうために,試運転を行ない,2月以降,三陸鉄道による訓練運転が実施される予定.
写真上:第3釜石街道架道橋で行なわれた試験の様子
写真下:鵜住居駅に到着したDE10 1765.
いずれも松本典久撮影(取材協力:JR東日本)