東武鉄道は,2018(平成30)年7月19日(木),20400形車両を報道陣に公開した.20400形は,日比谷線直通車両の20000系をベースに,内外装のリニューアル,一部機器の更新・新設が実施されている.
外観は,SL「大樹」のイメージカラーである濃紺色のラインに黄色を配し,コントラストをもたせたデザイン.乗降扉横に黄色のラインを配置することで,ドア位置の視認性に配慮したものとなっている.
車内は,70000系のデザインをベースとしたもので,液晶車内表示器,自動案内放送,大形袖仕切り,個別ドア開閉ボタンが設置されている.また,フリースペースが編成あたり2ヵ所設置されている.
乗務員設備はワンマン運転に対応したものに改造され,運転台デスクの更新,L形ワンハンドルマスコンへの変更,新形モニタ装置の設置が行なわれた.
20400形は,今後,2018(平成30)年9月から日光線南栗橋以北・宇都宮線で営業運転を開始する予定.
写真:南栗橋車両管区春日部支所にて 編集部撮影 2018-7-19(取材協力・資料提供:東武鉄道)