アイテック阪急阪神・ドーン,「走行動画閲覧・検索システム」を開発

アイテック阪急阪神・ドーン,「走行動画閲覧・検索システム」を開発

アイテック阪急阪神とドーンでは,あらかじめ撮影した列車の走行動画や軌道内設備の状況など,鉄道沿線の保守や安全確認に関する情報を電子地図にリンクさせ,管理できる「走行動画閲覧・検索システム」を開発したと発表した.
 このシステムでは,走行動画(走行する列車の運転台などに設置されたカメラから沿線状況を撮影した動画)や,設備情報(駅・橋りょう・信号などの管理情報や画像など)を,GIS(地理情報システム)上で管理することができ,GPS情報を基準に,走行動画・設備情報の検索や情報追加を行うことができる.これらの機能は,ドーン社のGIS基盤技術を採用し,実現に至ったものであり,走行動画は,4K画像とパノラマ画像など複数の形式の動画や,撮影時期の異なる同一個所の動画をまとめて管理しておくことが可能.なお,パノラマ画像では,バーチャル・リアリティ(VR)技術を活用し,視点切替えやズームアップなどにより対象物の詳細な姿を確認することもできる.
 また,スマートフォンなどで撮影した写真と撮影場所のGPS情報を連動させて自動的に地図上に表示する機能も備えており,作業現場における周辺状況の共有を容易に行なうことが可能.登録情報(走行動画・設備情報)の閲覧・検索機能とあわせ,鉄道事業者による工事計画や保守点検への活用が期待できるとしている.

写真:走行動画の表示イメージ (国土地理院 電子国土基本 図をもとに作成/アイテック阪急阪神のニュースリリースから)

掲載

鉄道ファン2018年10月号