JR北海道は,函館本線苗穂駅の新駅舎について,2018(平成30)年11月17日(土)から使用を開始すると発表した.
苗穂駅では,札幌市が実施する苗穂駅周辺地区まちづくり事業により,2013(平成25)年9月から構内施設移転工事を,2016(平成28)年9月から新駅舎建設工事に着手し,それぞれ工事が進められている.今回の新駅舎の開業により,駅位置は札幌方に約300m移転する.
新駅舎は鉄骨造2階建ての橋上駅舎とし,エレベータ2基,階段4ヵ所(各ホーム2ヵ所),多機能旅客用トイレ(男性用・女性用)を設置する.ホームは2面(札幌・小樽方面,岩見沢・苫小牧方面各1面)で,延長135m(6両対応,幅員6〜9m)となる.ホーム階外壁・エレベーターシャフトなどにはレンガを使用し,苗穂の歴史性と地域性を表現したほか,改札正面には,列車の行き交う光景を眺めることができるガラススクリーンが設置される.
新駅舎の開業にあわせ,北口・南口の各駅前広場を結ぶ自由通路(通路部延長約130m,有効幅員6m)を札幌市が設置し,新駅舎と同日に供用を開始する.なお,各駅前広場については暫定供用となる.
写真:JR北海道のニュースリリースから