西武鉄道は,新宿線の西武新宿駅について,リニューアルを実施すると発表した.
西武新宿駅は,1日約18万人が利用し,新宿プリンスホテル,西武新宿ペペとあわせて西武グループの重要拠点となっている.加えて,東京2020オリンピック・パラリンピック開催期間中には,海外から多くの利用客が見込まれるため,今回のリニューアルにより視認性・利便性・快適性の向上を図る.
リニューアルのコンセプトは,「Neutralspace(ニュートラルスペース)」+「Pointcolor(ポイントカラー)」とし,駅本来の役割として重要な「わかりやすさ」を際立たせるために,シンプルな空間をつくることを目指し,きっぷうりば,窓口などの駅の重要な機能には,色を使うことで視認性を高める.駅舎ファサード,改札外コンコースのリニューアルとともに,池袋駅についで2ヵ所目となる訪日外国人向け観光案内所「SEIBU Tourist Information Center」が開設される.
あわせて,新宿ターミナル協議会が定めた基本ルールに基づき,共通案内サインの整備を行なう.出口付近など主要な移動経路上に図解サインを新設し,事業者ごとに異なる案内サインの統一や,新宿サブナードとの接続に向けた視覚障害者誘導用ブロックを新たに設置する.
工事の完了は2019(平成31)年3月の予定となっている.
写真:西武鉄道のニュースリリースから