JR西日本と大阪市交通局では,「リンクする鉄道網」をコンセプトに両社局が連携する取組みを開始した.この取組は,ふだんの利用客だけでなく,訪日外国人をはじめ,関西圏外からの利用客にもわかりやすい案内情報を提供するのが目的.
両社局が接続する主要駅で,お互いに相手方の列車情報を表示する運行情報ディスプレイの設置および案内サイン類の統一を行ない,運行情報ディスプレイについては,通常時は「次列車発車案内」を表示するが,運転見合わせなどダイヤが乱れた際には異常時情報を案内する.ディスプレイは,2015(平成27)年度に森ノ宮に導入されているが,今回,新たに新大阪,弁天町,鶴橋の3駅に導入されている.
案内サインについては,相互の案内に地下鉄路線名,改札口までの距離を表示するほか,駅の特性により新幹線ピクトグラムの統一,床面案内を実施する.今後は,2017年度から2019年度にかけて新大阪に,また2018年度から2019年度にかけて天王寺に実施する予定.
写真:JR西日本のニュースリリースから