名古屋鉄道では,2018(平成30)年3月末から,空港線中部国際空港駅の案内表示について,訪日外国人観光客などへの対応の一環として,案内表示の拡充を実施すると発表した.
同社初の試みとして,中部国際空港駅から発車する列車の種別・行先のほか,経路,停車駅,主要駅の到着時刻などを表示する,デジタルサイネージを用いた地図式行先表示器(写真右)を新たに開発し,改札外の出札窓口上と各ホームに設置する.また,各ホームへの誘導にイメージカラー(1番線...青,2番線...緑,3番線...赤)を導入し,視認性を向上させる.
このほか,出札窓口の上部に,きっぷうりばのピクトグラムを大きく表示するとともに,デジタルサイネージを採用した地図式行先表示器や,主要駅運賃表や標準停車駅案内など,駅の利用時に必要な情報を表示する.また,自動券売機の上部には,中央に特別車の空席状況を案内するモニタと主要駅の運賃表を配置し,その左右に「外国語(英語,中国語,韓国語)表記エリア」と「日本語表記エリア」を分け,提供する情報を整理する.また特別車の案内を,ビジュアルを活用し分かりやすくするとともに多言語にも対応する.