近畿日本鉄道は,スマートフォン向け公式アプリ「近鉄アプリ」について,2018(平成30)年3月17日(土)から新機能を追加すると発表した.
今回追加されるのは,利用者が乗車したい特急列車の乗車区間・時刻などを登録すると,インターネット特急券予約発売サービスにリンクして,その列車の空席照会・特急券購入画面を表示する「お気に入り特急」機能や,その特急列車の当日始発駅停車中から登録した乗車駅到着までの間の運行状況(走行位置,遅れ状況)を表示する.なお,このサービスをアプリにて提供するのは国内初となる(ただし,大阪阿部野橋—吉野間を運行する特急は除く).
また,近鉄沿線で行なわれるイベントやハイキングなど,観光・お出かけに便利な情報を掲載するとともに,プッシュ通知で知らせる「イベント・ハイキングなどの情報お知らせ機能」を追加する.「My駅登録機能」として,利用者がふだん乗車する駅などを3駅まで登録すると,ダイヤ乱れが発生した時に,登録駅の路線の運行情報が上位に表示されるほか,列車走行位置についても,最初に登録駅付近が表示されるなど,スムーズに情報を確認できるようにする.
さらに,相互直通運転を実施している阪神電気鉄道が同日に提供を開始するスマートフォン向け公式アプリ「阪神アプリ」(3月16日掲載鉄道ニュース記事参照)とも相互連携を実施し,近鉄奈良線および阪神なんば線の列車走行位置画面において,相互直通列車の位置を確認しやすくするようにリンクボタンを設置する.
写真:近畿日本鉄道のニュースリリースから