JR東日本は,渋谷駅において,埼京線および湘南新宿ラインの線路切換工事を実施すると発表した.
同駅では,2015(平成27)年から駅改良の本体工事に着手し,駅南側にある埼京線ホームを山手線と並列の位置へ移設する工事が進められている.今回は,5月25日(金)終電後から27日(日)22時ごろまでと,6月1日(金)終電後から3日(日)22時ごろまで,埼京線・湘南新宿ラインの列車を運休として,線路切換工事が実施される.
5月25日(金)から行なわれる工事では,2ヵ所において線路切換を行ない,埼京線上り(南行)が東側の新設高架橋に移設され,宮益架道橋が架替えられる.6月1日(金)から行なわれる工事では,旧埼京線上り線路の撤去,宮益架道橋の改築工事のほか,現在の埼京線ホームと新しい埼京線ホームをつなげるための通路を設置する工事が行なわれる.
工事期間中,埼京線・湘南新宿ラインは大崎—新宿間が運休となり,新宿駅で大宮方面に,大崎駅で横浜方面に,それぞれ折返し運転が実施される.新宿・池袋・大宮・高尾を発着する“成田エクスプレス”は東京・品川—新宿・池袋・大宮・高尾間運休(成田空港—横浜・大船間は通常運転),“スーパービュー踊り子”のうち新宿・池袋発着の列車は東京発着に変更される.また,渋谷駅では,新南改札および山手線・埼京線間の連絡通路が閉鎖されるほか,宮益架道橋の下を通る旧大山街道の渋谷駅前交差点—宮益坂下交差点間が通行止めとなる.
今後,埼京線下り(北行)の線路の高さを上げるとともに東側に横移動し,上下線間にホームを設置する.その後,山手線内回りを東側に横移動し,山手線内回りホームを拡幅,最後に,山手線外回りを西側に横移動し,山手線ホームの拡幅が行なわれる.
写真:JR東日本のニュースリリースから