東京地下鉄(東京メトロ)は,近年増加を続ける訪日外国人利用客をはじめ,地下鉄の利用に不慣れな乗客が,わかりやすく安心して利用できるよう,旅行者向け券売機を導入すると発表した.
この取組は,2016(平成28)年から東京都交通局と共同で開発・施行運用に取り組んできたもので, 試行運用時の機能に新たに,「ピンインによる駅名検索機能」と「待機画面への金額ボタン」を搭載している.
日本語のほか,英語,中国語(簡体字・繁体字),韓国語,フランス語,スペイン語,タイ語の7ヵ国語に対応し,乗車券の購入は,駅名・ナンバリング・路線図から目的駅名を探すことができるほか,観光スポットで探すこともできる.普通乗車券のほか,東京メトロ24時間券, 東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券, 東京フリーきっぷを購入することも可能.
また,上野,浅草,銀座に設置する旅行者向け券売機は,家族やグループで利用する場合でも画面が見やすくなるよう通常の券売機よりも大きい32インチの大形ディスプレイが採用される.
この券売機は,2018(平成30)年3月27日(火)から上野を皮切りに浅草,銀座など旅行者の利用が多い69駅に順次設置される.
写真:東京地下鉄のニュースリリースから