大井川鐵道は,JR西日本から12系客車5両を譲り受けたと発表した.
導入された5両は,オハ12 703(大正風仕様),スハフ12 702(明治風仕様),オハ12 702(昭和風仕様),オハ12 701(欧風仕様),オハフ13 701(展望車風客車)で,1988(昭和63)年から2017(平成29)年まで“SLやまぐち”号の客車として活躍していたもの.
今回の客車導入は,大井川鐵道が41年にわたって実施している蒸気機関車の動態保存を今後も末永く行なうことを目的とし,JR西日本の協力を得て実現した.
同社では保有する旧形客車(1939(昭和14)年~1954(昭和29)年製造)の運用負荷分散につながるとし,旧形客車については,「廃車予定はないものの,今後の整備状況によっては休車,廃車とする可能性もある」とのこと.なお,12系客車の営業運転開始時期は今のところ未定.
写真:大井川鐵道WEBサイトから