大阪市交通局は,民営化後の新会社である大阪市高速電気軌道について,愛称を「Osaka Metro(オオサカ メトロ)」とし,あわせてビジュアルシンボルとなるロゴも決定したと発表した.
ブランドコンセプトは「走り続ける、変わり続ける。」で,同社では「地下鉄新会社のあらゆる活動の原点とし,全社員が胸に刻み続けていく共通マインド」としている.このコンセプトには,「走り続けるために、変わり続ける。(Change to Run)」と「走り続けながら、変わり続ける。(Run and Change)」の2つの意味を持たせ,新会社のめざす方向性を示した.
また愛称の「Osaka Metro」については,世界の主要な都市の「地下鉄」をあらわす言葉として「Metro(メトロ)」という言葉が多くの国・都市で使用されていることや,今後の大阪のさらなる国際化を見据え,グローバルスタンダードである「Metro」を愛称に取り入れることで,「名立たる世界の大都市の『Metro』と肩を並べるとともに、大阪らしい『Metro』になる。」という強い決意が込められている.
ロゴについては,「Metro」の「M」の中に「Osaka(大阪)」の「O」を内包し,らせん状の動きのあるフォルムで,「走り続ける」エネルギーや動力・推進力をあらわしている.色は,深く鮮やかな青をメインに用いることで,安全・安心の印象を想起させるとともに,エネルギッシュな大阪のまちや,走り続ける活力をイメージした.また,動くシンボルマークとして,「マーク=平面の図形」という概念を打ち破る「チャレンジ精神」をあらわし,新会社がめざす「走り続ける」「変わり続ける」姿を象徴化した.
なお,コーポレートスローガンは,あえてブランドコンセプトと同じ「走り続ける、変わり続ける。」とし,新会社のスタート時点であるからこそ,利用者にも社員にも新会社がめざす方向性をしっかりと示すことに重点を置いた.また,「これからも『走り続ける』こと、そして、ニーズや時代の流れにあわせて『変わり続ける』こと」を宣言し,約束する強い決意が込められている.
写真:大阪市交通局のWEBサイトから